はじめまして、九州大学アイスホッケー部です。

私たちは、去年の6月末までパピオを使わせていただいていました
パピオが閉館してからは、片道2時間近くかけて、飯塚アイスパレス、スポガ久留米に通っています。

そもそも、借りられる枠が深夜の枠なので、そこにさらに移動時間を含めると、現在は、練習が終わって家に帰ってくるのが、2時、3時、4時になるのが、当たり前の環境です。

次の日、授業があり、1限からであっても部員たちは部活を休まず、毎日頑張っています!!

その上、リンクへの移動は、レンタカーなので、さらにレンタル代までかかってしまいます。コストがかからないようにするため、なるべく実家に住んでいる部員に自家用車を出してもらっていますが、それにも限度がある上、ガソリン代もかかります。
6月のレンタカー代、ガソリン代は、30万近くでした。これが12ヶ月となれば、年360万近くかかることになります。
そして、このお金は、部員から集めるお金や、OB、OGの皆さんが寄付してくださるお金だけでは、まかなうことができないため、レンタカー代として、部費に加算して、部員から徴収しています。
移動時間や距離の負担だけでなく、金銭面でも部員たちには大きな負担がかかっています。

飯塚アイスパレスやスポガ久留米で貸し切りさせていただけることは、本当にありがたいことですが、やはり、パピオで練習させていただく時とでは、かかるコスト、時間がまるで違います。

もし、パピオを開放していただければ、原付を持っている部員は自分で通うことができる上、移動距離も短く、移動時間も1時間かかりません。自分で通うことのできる部員が増えることで、出す送迎車の数も減るので、レンタカー代も減り、部員が負担するお金も少なくすることができます。

圧倒的に負担が減ると思います。

このような負担が減ることで、部員も部活を辞めることがなくなります。
やはり、高いお金をかけ、片道2時間かけて、1時間半の練習に行くのは、体力的にもメンタル的にもキツいと思います。
特に、マネージャーは、実際にアイスホッケーをするわけでないので、モチベの維持が本当に大変です。
これらの理由で、部活を辞めた同期、先輩を見てきました。

新歓の時にも、アイスホッケー部は楽しいよという趣旨を伝えたかったのですが、やはり移動時間や距離の話をすると、入るのを躊躇う新入生が多かったです。

しかし、パピオが復活すれば、部員の負担は大きく軽減され、部員の確保もできます。

また、練習だけでなく、フリスケにも通いやすくなると思います。伊都キャンパスの部員も授業が終わってから原付で来れるだけでなく、病院キャンパス通いの部員は、すごく近いので空きコマにフリスケができます。

また、マネージャーにとっても、シールドがほぼ全面にあって安全で、観客席があるので練習の動画を撮るのもすごく撮りやすいです

選手だけでなく、マネージャーにとってもパピオ復旧は、本当にありがたいです。

このように、パピオ復旧には、私たちにとってメリットがたくさんあります。むしろ、デメリットがありません。

アイスホッケーは冬のスポーツであるため、福岡県内の年中営業のリンクはとても少ないです。そんな中、立地も環境もとても良いパピオの存在は、私たち冬のスポーツプレーヤーにとって本当にありがたい存在です。

歴代の先輩方が存続し続け、58代まで続いているこの九州大学アイスホッケー部を、コストがかかる、時間が奪われる、などという環境に恵まれていないという理由で、衰退させたくありません。

これから先わたしたちの後輩の代になっても、先輩方の意志を受け継ぎ続けたいです。

そして、OB・OGさん、いつも応援してくださる皆様に''勝利''という形で恩返しをするために、練習環境が整って欲しいというのが、部員一同の想いです。

今現在、たくさんの方々に支えていただき、飯塚リンク、久留米リンクを貸し切らせていただいての練習環境が恵まれていないなんてことは絶対にありません。むしろ、恵まれていると感じます。

しかし、たくさん支えていただいているにもかかわらず、まだ多くの負担が部員にかかっているというのが事実です。

パピオが復旧し、練習環境がこれまで以上に整えば、私たちはもっともっと強くなれると思います。
そして、これまで支えてくださった方々に、たくさんの恩返しをすることができます。

長くなりましたが、私たち部員一同の想いを書かせていただきました。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

私たち九州大学アイスホッケー部は、パピオ復旧を心から願っています。

九州大学医学部生命科学科2年
アイスホッケー部マネージャー
今西いろは